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効率性、セキュリティ、社会のまとまり

世界の将来シナリオと企業戦略
こいつは、あの石油のシェルが、自社の長期的なビジネス戦略を立案するために、2025年までの世界の展開についての分析と予測を委託した本だ。いったいシェルは、どういう世界認識のもとにビジネス戦略をたてればよいのか? 本書はそれに対する答えとなる。


Shell Global Scenarios to 2025: The Future Business Environmenttrends, Trade-offs And Choices

この本に関する山形浩生さんの要約。原書は読んでいないが、将来を見通す新しい思考のフレームワークがここにある。素晴らしい、と同時に悩みはさらに深まる、という感じ。頭を整理する意味で、自分の解釈も含め、さらに要約してみる。

人々が重視する3つのもの「効率性」「セキュリティ」「社会のまとまり」があるが、これを3つとも実現することはできない。良くてこのうちの2つ。人類がどの2つを重視し選択するかによって、以下のように将来シナリオは変わる。

(1)効率性とセキュリティ
→厳しい規制や法律で集団同士がかろうじてつながっている格差社会
(2)セキュリティと社会のまとまり
→悪しき伝統を重視したナショナリズム社会
(3)社会のまとまりと効率性
→イノベーショナルな低セキュリティ社会

で、どれを選択するかは、世界における信用のあり方が関係している。相互の信頼関係が高いと皆が感じている状況(性善説)では(3)が選択されやすく、逆の状況(性悪説)では、(1)か(2)が選択されやすい。

ここからが自分の解釈…

現在、リアル世界では、性悪説が前提となっていて、(1)or(2)の方向を向いている(=安全重視・監視社会)。一方、ネット世界では、性善説が前提となっており、(3)の方向を向いている(=あやういユートピアとしてのWeb2.0)。高いイノベーションと発展を実現させるためには、当然(3)のシナリオが望ましいが、その際、従来からあるセキュリティシステムに依存せずに、情報・人の信頼・信用をネットにおいてどのように表現するかが課題となる。

Shell Global Scenarios to 2025: The Future Business Environmenttrends, Trade-offs And Choices Shell Global Scenarios to 2025: The Future Business Environmenttrends, Trade-offs And Choices
Jeroen van der Veer (2005/06/30)
Inst for Intl Economics
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